そもそも今回犬山キャンプ場以外全くの無計画で旅は進んでいて、犬山での朝、「次どこに行く?」から始まった。
なんかコスパの良いキャンプ場ないかなとぽちぽち調べると長野に、無料で、しかも予約不要のキャンプ場を発見。
初心者がコスパを気にするのはどうかと思うが、安くて楽しいに越したことはないですからのう。
こちらは森の中というより河原のキャンプ場っぽい。
シチュエーションも昨日と違うし行ってみよーと気軽に次の目的地が決定した。
長野県下伊那郡喬木村にある矢筈キャンプ場。
無料で予約不要だともしかして平日でも結構混んでたりするのかな?と少々不安な気持ちを抱えながら向かう。
昨日の低人口密度の快適さと言ったら。。
キャンプ場へ向かうまでにコメリでクーラーボックスを購入。
さすがに無印の収納ボックスでは事足りなかった。(なんせ氷が溶けてボックスがびしょびしょになる)
食料とその他のものは分けるべし。
あとは本日の食材買い足し。

なにこれー!
絶対好きなタイプの肉たち。
なんかローカル肉として聞いたことあったような気もするが、これは絶対買いだと思い即決。猪ジン(ししじん)。
この時点で16時半。
早くしないと日が暮れてしまうので急ぐ。
街灯の少ない道を進むうちにだんだんと鬱蒼と草木が茂る細い道に案内される。
レンタカーのナビ通りではあるが、念の為Googleマップで経路検索すると、どうやらこの道から引き返して別ルートへの案内となる。
もう少し進んでみてもやはり引き返しのルート。この先何があるの?
めちゃくちゃ怖くなってくる。

これはGoogleストリートビューだが、あとから見返していたら落石注意でこの先通行止めになっていた。撮影時期が10年前くらいになっているが、まあ推奨ルートではなかったのだと思う。
しかし時間との戦いもあり、行くしかない、と仙人に会いに行くような道を進む。
(↓青線が推奨ルート)

やっとのことで矢筈キャンプ場に到着。
しかし、人っ子ひとりいない。混んでいたらどうしよう、という心配はご無用だった。
本当にキャンプ場?という雰囲気。看板は立っているのでこの場所で合っているようだが、そこには
『クマ出没注意』の張り紙。


おおげさな~と最初は思っていたが、今まで整備されていないような道を通ってきたのに『クマ出没注意』の張り紙だけ妙に新しいことが不安を助長させた。
この時点で18:30。急げ~~
一通りキャンプ場内を散策してみて、やはり他に人は居ない。
正直、地図上で「キャンプ場」と記されているエリアが一番怖かった。木が生い茂っていて、今にも、、という想像をしてしまうほど。というのも現在エリア整備中のようだった。
なので見晴らしの良い河川敷エリアに設営することにした。
あと念の為テント泊ではなく車中泊にして、立てるのはタープだけに。
絶対キャンプ2回目に行くところではない気がする。🐻
飯の準備をしていてもいちいち物音がしてはヒョーと震え上がっていて、もう森のくまさんでも歌っていたかった。

あたり一面真っ暗闇。

けど、飯を食べ始めるとさっきよりなんだか安心してきた。


赤いのは辛ピーマン。かなり辛くて甘辛味の猪ジンとよく合う。
大音量にならないように音楽をかけたり、モンスーン何巻きも焚いて包囲したりしてこの場にもかなり慣れてきた。
何よりライトを消すとものすごいプラネタリウムなのである。圧巻。。
まるで写っていないが本当に凄まじかった。

安心して眠るために食料などの残りはしっかり片づけてから、床に就いた。
アイドリングなしで全然寝られる。涼しい~
起床したらようやくこの河原の全貌が見渡せた。
めーちゃくちゃ広い。これ貸し切り。素敵すぎる。
河原にはオタマジャクシいっぱい。河原というか、せせらぎ?
奥にダムがあるらしい。


本当に貸し切り状態なので、しばらくここでゆっくりしてから次の目的地へ向かうことにした。


すごい体験をしたと思った。
もっと人がいたら安心感も違ったのだろうけど、貸し切り状態だったから味わえた緊張感だったり独り占め感、忘れられない。
でも熊は怖いので次回は熊避けの鈴手に入れよう。
次の目的地は、一度行ったことのあるThe Saunaにしようと思ったが、平日でも予約が埋まっていて直前では無理だった。
サウナに入れてキャンプできそうで、な場所を探していたら、気になるスポットを発見。
すんなり予約もできたので、向かうことにする。
余談
今回の旅でレンタカーしたプリウスは180cm超の大男でもすっぽり収容可能。
ほぼフラットにできる仕様でかなり良かった。

駒ヶ根の明治亭。美しきソースかつ。

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